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「自然農園あぐりーも」fattoria naturale Agri-Mo イタリア野菜・西洋野菜・愛知の伝統野菜を自然栽培で! 

愛知県大府市にてイタリア野菜を始めとする西洋野菜と、愛知の伝統野菜を中心に栽培し、                                   イタリアンやフレンチのレストランに野菜を販売している農家です。

~~を使わない訳 

自然栽培。

自然農法とも、無肥料栽培とも言われるが、どれだけ土の中に余分な物を入れずに作物を栽培するかの、引き算の農法だと思う。


対して足し算の農法が化学肥料を使う慣行農法であり、厩堆肥などを積極的に使う有機農法ではないだろうか?


私が自然栽培を実践しているのは、世の中で一番良い農法だと信じているからは勿論ですけど、一番の理由はお客様(最終的に口に入れる人)にとって良い作物だと信じているからだ。

農薬を使う慣行農法の人はどう思っているかは分からないが、恐らく有機栽培を実践している人もそんな思いがあるだろう。

この思いに対して否定はしない。
むしろ消費者に良い野菜を、環境に優しくなど、大元の考えとしては同じだから。



ただ、有機栽培と自然栽培とでは引き算に関する感覚の違いは大いにあるのは事実でしょう。

例えば多くの自然栽培農家が厩堆肥を使わない理由に、こんな事がある。

これは自然栽培仲間の熊本の元田さんのブログに有った事だが、「有機農法なのに農薬被害 除草剤、輸入牧草通じ牛堆肥に」と言う記事が紹介されていた。

あるいは数年前にどこかの新聞に載っていた事だが、信頼できると思って仕入れた牛糞から自分で牛糞堆肥を作ったのに農薬が検出された。
原因はごくごく一般的に購入していた配合飼料にあったようだ。

ごく微量で人体には影響は無しとの見解だったらしいのだが、それでも農薬が検出されたと聞かされれば消費者としてはあまり良い印象は受けないだろう。


これは鶏糞でも同じで、優良な鶏畜産農家の安全な自家製飼料ならまだしも、ごくごく普通の配合飼料を食べさせて排出された鶏糞にも同じことが言えるだろう。

要らぬお世話では有るかもしれないが、とある農家さんが最小限とは言え鶏糞を使い始めたと聞いて、「あ、そうなんだ。。。」と思っていた所に、この元田さんの記事だ。

じゃあ、厩肥を使わなくて米ぬかとか油粕とか使えば良いじゃんとなっても、これまた多くの米農家さんは農薬を撒いているし、油粕の原料である大豆なんてのは殆ど輸入品でこれまた頗る信用できないし、無農薬の米ぬかなんてめったに手に入るものではない。

農薬の使用を避けたり、化学肥料の多用による土壌汚染を避けたり、危険性に対して引き算をしているつもりだったのが、実は知らず知らずのうちに足し算をしているかも知れない。


そんなあらゆる危険性を引き算していくと、私の場合は自然栽培というスタイルに行き着いてしまった。


選ぶのは消費者である。
購入している農産物が、その消費者にとって安全なものだと信頼されているのであれば、これはもう私がとやかく言う話ではないだろう。


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Comment

Name - モーナ  

Title - 

自然農法って書いてあって、栽培方法の説明をよくよく見ると家畜糞使ってたってのも、たまにありますよね?

農家さんには栽培上何を使ったかってのを、できるだけ情報公開して欲しいと思います。
2009.12.17 Thu 12:15
Edit | Reply |  

Name - 耕作人  

Title - 

 ◎モーナさん
某ショッピングサイトとかで私も見た事あります。

うちの畑にも鳥の糞がごくごくたまにポッツリと落ちていることがありますが、自然界での動物の糞尿の量ってそんなもんですよね?

それに対して厩肥を意図的に入れれば、それが少量だとしても自然界の何倍にもなってしまいます。

何の有機物をどれ位入れたか情報公開をした方が、お客さんが買うときの判断材料になって、より良いと私も思います。
2009.12.17 Thu 23:06
Edit | Reply |  

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