「自然農園あぐりーも」fattoria naturale Agri-Mo イタリア野菜・西洋野菜・愛知の伝統野菜を自然栽培で! 

愛知県大府市にてイタリア野菜を始めとする西洋野菜と、愛知の伝統野菜を中心に栽培し、                                   イタリアンやフレンチのレストランに野菜を販売している農家です。

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8年目と初の経営危機 

日にちが空いたけど、昔話から、ようやく現在に辿り着きました。
ブログのカテゴリーが、8年目だというのに新規就農に投稿するのは違和感があるけど、ま~イイっか?

前回の7年目は農業機械の不調のところでお話が終わっていましたが、8年目(今現在)を迎えるにあたって、かねてからの問題点を一挙に改善すべく、約370万円の借金をして4WDトラクター・マルチャー管理機・揚土作業機・ハンマーナイフモアの新品と、プラソイラ・ジャガイモ掘り取り機の中古を買い揃えた。
トラクターKT235①
ベジマスター11/1/21②
クボタ陽菜①
ハンマーナイフモア①
プラソイラ②
ジャガイモ掘り採り機


ローン会社を通じての購入も可能だったが、地元農機具屋の社長さんが金利無しでお金を貸してくれた。
ただし機械代の割引率は少なかったですが、金利などトータルで考えればローン会社を通すより40万くらい安くなる。

さすがに作業時間は短くなったし、腰を曲げる作業も少なくなったし、力仕事も少なくなって、42歳となりいわゆる初老に突入した僕には大変有難い道具たちで、借金してでも購入して正解だった。


さて、42歳といえば厄年であるが、まったくその通りの出来事が起こった。
8年やってきて初の経営危機だ。

また話が前後するが前年の前厄からその兆候があった。

毎年夏野菜は何かしらの問題が起こるのだが、7年目の夏は酷かった。

カボチャは自然栽培するにはまだ早い状態の土質で栽培して失敗。
ナスはテントウムシダマシの猛被害でほとんど出荷できずに終わった。
また猛残暑のあおりで秋冬野菜の発芽に苦労をしたし、秋ジャガの種芋がすべて腐ってしまうという被害にも遭った。

そして今年の本厄は、ナスにまたしてもテントウムシダマシの被害が出た。
去年ならば秋茄子のころには被害が収まって出荷できたが、今年はいつまでも暖かい秋のおかげで、いつまで経っても被害は減らず、結局ほとんど出荷ができず秋の売り上げが激減した。

また昨年好調だった安納芋を雑草に埋もれさせてしまって、これまた当てにしていた秋の売り上げをなくした。

そして今年は2発も上陸した台風のおかげで早々にトマトもダウンしてしまうし、ジャガイモも収穫後に襲来した台風による熱帯性の湿気で半分以上腐ってしまうと被害にもあった。

晩夏から初秋にかけての売り上げはほとんど無いに等しかった。
 (細々とオクラやピーマンなど、出荷し続けたが大した売り上げにはなっていない。)


売り上げが無ければ農機具代の借金も返せないし、畑へ通うまでのガソリン代すら工面できないと言う悲惨な状況に陥っていて、正直廃農しようか悩んでいたときもあった。

しかし秋冬の野菜ができれば、きっと売り上げも挽回できるはずと信じて更なる臨時の借金をして乗り切った。
 (というか、今さら会社勤めなんて絶対にしたくない!)



そして秋の収穫期を迎えたわけだが、今年の秋はいつまでも暖かかった上に、雨も多かった。

害虫にとっては絶好の活動条件がそろい、アブラナ科の多くの野菜にダイコンハムシが大量発生し、かなりの減収を被った。

しかし減収を被ったが売り上げが無いわけではないし、最低目標の売り上げは達成した。

今では臨時の借金も全額返済し、廃農せずに来期も続ける体制に持っていき、夏野菜の種をそろえたり準備は着々と進んでいる。


という所までが、就農前から今現在にいたる大まかな出来事でした。

反省の意味で書き始めたが、すっかり単なる昔話になってしまい、これこそが反省すべき点だろうか


ま~、ただ、こんな昔話でもこれから新規就農しようと意気込む人や、すでに就農しているが月日が短い人たちへ、何かの参考になれば書いた甲斐があったというものです。


先輩面して偉そうに数点アドバイスをするなら、信念をもって忍耐強く必ず自分は達成できるとポジティブな思考で諦めない事、地域や身近な人との関係を大切にする事、自分の作物に自信を持ち何かアピールできる営業力を得る事。

また自然栽培を志すなら作物だけじゃなくて、特にその他周りの環境状況もよく勉強すること。
そして1円でも多く資金は持っていたほうが良いでしょう。


昔話はこれでお終い




第4期・自然栽培による農業研修生と、プチ農業研修生を受付中です。
詳しくは左横プロフィール欄の上段にある研修生受付をご覧ください。




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Comment

Name - サユール  

Title - 

耕作人さん、ご無沙汰です!

いや~、連続小説なみに面白く読ませてもらいました。もっと読みたいところですが、最後が経営危機でその苦しみを何とか乗り越え、さらなる前進!という展開、これもわが身に染みる話ですわ。他人事とは思えない(笑)。

最後のアドバイスも全く同感です。自分もまったくおんなじこと思います。とにかく続けること。続けるためにはどうすればいいかを考えながら歩んでいくことですね。

あぐりーものさらなる発展とおいらのさらなる発展も合わせて祈願しています!お互いがんばろう。
2011.12.17 Sat 18:22
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Name - 耕作人  

Title - サユールさんへ

ご無沙汰です。
そちらすっかり雪景色の様で。。。v-276

サユールさんも厄年のお年頃だったはず。
お気をつけ遊ばせ!

いやも~ここまできたら諦めの悪さで固執と言う感じです。
四十路パワー見せつけましょう!
2011.12.18 Sun 23:23
Edit | Reply |  

Name - ザンボパパ  

Title - 3年後の新規就農計画中です。

はじめまして。
耕作人さんと同じ年のものです。私は3年後に今勤めている会社をやめ、(早期定年退職)農業をやりたいと考えています。決心は嫁さん子供に伝えましたが、決断するまでにやることをやって、なんとしても実現したいと思っています。高知県香南市という田舎に住んでいますが、近隣には自然栽培をされている方はいらっしゃらないようです。ブログは今後も参考にさせていただきたいと考えております。今日は過去の体験を拝見させていただき、なんとなく、「私も今からやりたいんだ」と言いたくなってコメントした次第です。それでは。
2011.12.25 Sun 12:39
Edit | Reply |  

Name - 耕作人  

Title - サンボパパさんへ

コメント有難うございます。

高知といえば有名な山下さん主催の「有機のがっこう土佐自然塾」がありますよね?
有機と自然栽培という栽培方法の違いはあるものの、日々の栽培作業&管理を学ぶには良い環境だと思います。

但し、独立起業をすると言うのは何でもそうだと思いますが、特に農業はご家族の理解と協力を得る事が一番重要だと思います。

よ~~くご相談なさってください。

名古屋方面にお立ち寄りされる機会があれば、就農相談にも乗りますよ。
2011.12.26 Mon 11:30
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Name - よかにせ  

Title - いつもありがとうございます

熊本の地より楽しく読ませてもらっています。自然栽培を初めて3年目に入ります。アグリーモさんの一生懸命な取り組みが今回のシリーズでわかりました。ただ跡取りだからと漫然と農業をしてきた私が恥ずかしいです。
自然栽培を軌道に乗せるのはまだ手探り状態ですが、ブログを参考にさせてもらい、これからも日々努力していきます。
2011.12.27 Tue 21:24
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Name - 耕作人  

Title - よかにせ さんへ

コメント有難うございます。

農家としては若造の私が言うのも何なんですが、やはり何の仕事も漫然とやっていては進歩も継続も難しいと思います。
よかにせさんも自然栽培に取り組み始めて3年と言う事ですので、すでに漫然はなくなり意義ある一歩を踏み出しているのですから、恥ずかしがる必要はないですよv-392

但し自然栽培への取り組み方が漫然となってはいけないですから、私も今後色々と工夫を凝らしていく事を継続していきます。
2011.12.27 Tue 23:02
Edit | Reply |  

Name - ザンボパパ  

Title - 早速のアドバイスありがとうございます。

わ~。うれしいです。
実は、自然栽培を目指すにあたって、どのように基本を学べばよいか、悩んでいたのです。また、相談に乗ってください。では。
2011.12.30 Fri 17:32
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