「自然農園あぐりーも」fattoria naturale Agri-Mo イタリア野菜・西洋野菜・愛知の伝統野菜を自然栽培で! 

愛知県大府市にてイタリア野菜を始めとする西洋野菜と、愛知の伝統野菜を中心に栽培し、                                   イタリアンやフレンチのレストランに野菜を販売している農家です。

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自然栽培だからといって万能ではない 

つい最近もありましたし、たまに頂く問い合わせ内容に関して書いてみます。
化学物質過敏症の患者さんと自然栽培の関係に関してです。


僕はそうした症状はありませんからよく分からない所もありますし、患者さんの症状が重い軽いの違いも有るでしょうからどの程度までなら許容されるかもよく分からない上で書いていきます。


よく聞く事例として、化学物質過敏症の患者さんが安全だと言われる有機栽培農産物を食したら症状が出たが、自然栽培だと出なかったと言うものです。


有機栽培では使って良いJAS認定農薬と言う物があるので、必ずしも一切農薬を使っていないというわけではありません。

また家畜糞堆肥から農薬が検出されたとか、処方薬物が検出されたとかの報告事例もあって、化学物質過敏症の患者さんにとって絶対に安全だとは言い切れません。



では自然栽培なら絶対に安心かと言うと、それも生産状況によりけりです。

最近頂いた問い合わせに対して、僕は正直に自分の栽培状況を書いたのですが、まるごと書いた内容を載せます。


1. 自然栽培と言えども、化学物質過敏症に反応してしまう場合があります。
   畑を借りてから経過年数が少ない畑では残留農薬(特に除草剤と土壌消毒剤)が
   無いとは言えず、決して万能ではない事を必ずご説明ください。
    (慣行農法から変わって今年で3年目の畑も有りますが、この畑で仮に
     有機JAS申請をした場合、来年以降しか通りません。)

  
2. 当園では購入種子を使用する野菜もあります。
   出来るだけ薬品殺菌していない無農薬の種子を購入するように努めてはいますが、
   品目や品種によっては種子消毒されている野菜しかない場合もあり、致し方なく毎年
   そうした種子を購入する場合もあります。

   種子消毒された種は播種前に出来るだけ水洗い等で落としますが、全ての農薬を
   落としきれる事は無いと思った方が無難です。
   重い化学物質過敏症の患者さんは、種子消毒をしてあった自然栽培野菜を食べて
   反応してしまったと言う事例も聞いています。

3. 畑によっては慣行農法の畑と隣接している畑もありますから、農薬のドリフトの
   可能性もあります。
   一応隣接している農家とは時期をずらして栽培してますが、飛散した農薬が
   土に残留する可能性がないとは言えません。

4. 出荷時に新聞紙で包装していますが、その新聞紙に印刷してあるインク等で症状が
   現れる危険性もあります。

5. これは当園での問題ではありませんが、○○さんの包装ビニール資材の
   原材料によって重い化学物質過敏症の患者さんは症状が現れる危険性も有ります。
    (既に対応されているのであれば問題はありません。)
   また他の農家さんの包装資材でもそうした対応がなされてなければ、
   症状が現れる危険性も有ります。


と、僕にはこんな感じの危険性がざっと浮かび上がりました。
医学知識がないのでその他にも危険性があるかもしれませんし、包装資材の状況などに関しては間違った認識かもしれません。




化学物質過敏症の患者さんが安心だと思って自然栽培や有機栽培の農産物を購入しても症状が出た場合、農産物自体以外のこんな理由からかもしれません。

購入前には出来るだけ生産状況や流通・小売状況を確認いただいて、納得の上で購入されることをお勧めします。



追伸:
当園も出来るだけ安全な作物を提供しようと日々努力はしていますが、基本的には美味しく食べられる野菜作りを目指していまして、現時点では、化学物質過敏症の患者さんにも絶対安心だという保障は付けかねます。



プチ農業研修生を受付中です。
詳しくは左横プロフィール欄の上段にあるプチ研修生受付をご覧ください。



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