「自然農園あぐりーも」fattoria naturale Agri-Mo イタリア野菜・西洋野菜・愛知の伝統野菜を自然栽培で! 

愛知県大府市にてイタリア野菜を始めとする西洋野菜と、愛知の伝統野菜を中心に栽培し、                                   イタリアンやフレンチのレストランに野菜を販売している農家です。

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化or有どっちを使うか? 

就農相談の見学などで土壌診断のことを聞かれることがあります。

PHや養分的な土壌診断に関してはしたことありません。
 (その他で診断したいことはありますが。)

何故しないかというとPHや養分的な診断は、足りないと思われる養分などを化学肥料や有機肥料で補うために行われるための物であって、無施肥の自然栽培では何かを入れて補うという行為自体をしないから無意味に近いかなと思ってるからです。

無意味に【近い】と書きましたが、土壌診断をして参考になる数値は必ずあると思うので全く否定しているものではありません。



ところで養分を補うのに比較的簡単な方法は化学肥料か有機肥料を田畑に投入するものでしょう。

昔のなにも知識がないころなら断然有機肥料の投入を勧めるところですが、今は化学肥料の方を勧めると思います。


まず作物というのは有機肥料から直接栄養分を吸い上げるわけではありません。

有機物質(根っこや残渣、堆肥)を微生物が分解して無機質に変えた養分を水とともに吸い上げる。
簡単に言えばそれをもっと簡易にしたのが化学肥料という、もともと無機質で水に溶けやすい物体のもの。
だから化学肥料には即効性がある。

フルーツトマトを作るので有名な永田農法は物体としての粒状の化学肥料じゃなくて、あらかじめ水に溶かした化学肥料(液肥)を少しずつ追肥をしながら栽培していく方法。

だから有機肥料か化学肥料の差はあれで、最終的に作物が吸い上げるのは無機質の養分であることで、作物に対しての効果としては同じものを狙ったものです。


じゃあ、なんで有機肥料を勧めないか?

養分調節が化学肥料に比べると難しい面があるから。
堆肥の養分などキチンと調べている有機農家さんはそれほど多くないだろう。

分解されるまで時間がかかる有機肥料は、効果が目で確認できるまで時間がかかることが多い。
そのため「あれ?こんなに堆肥入れたのに、まだ効果が現われん。 ではもっと入れなければ!」と過剰施肥してしまうケースが多いそうだ。

結果、窒素過多の土壌汚染にも繋がり、作物内の硝酸態窒素の数値も上げることになりかねない。

例えばある方のコラムから引用させて頂くが「3%のチッソが含まれている堆肥を1反に2トン投入すると、1反の窒素量60kgにもなる。
堆肥1反に1トンだとしても、1反に30kgの窒素量で化成肥料の三倍もの窒素量になる。」

ナチュラルハーモニーの腐敗実験を見たことがある人は大勢いるだろうが、牛糞堆肥を使った有機野菜の腐りが一番酷かったのはこの為だと思う。


その点、化学肥料を正しく使えばそうした危険性をさける可能性が増す。
もちろん有機肥料とて過剰施肥を控えれば、効果が現われるまで少し時間はかかるだろうが、危険性を避ける可能性は増す。


そんな事をわかりだした僕が今も自然栽培をするのは何故か?

まず数値的な難しいことを考えるのが面倒くさい。
化学肥料を買えば金がかかる。
そして一番の理由は、自然栽培なりのスピードで成長した作物独特の美味しさが有るから。


化学肥料を使うと土壌劣化が進むとよく言われるけど、それは化学肥料以外の別な要因の方が大きいと思っている。
特に除草剤と土壌消毒の農薬。
除草剤により土の中にある有機物(根っこ)を減らし、土壌消毒農薬により有機物を分解しミネラルを作ってくれる有益な土壌菌まで殺す。
これでは土壌を劣化させるのは当たり前。
もちろん化学肥料の過剰施肥も塩害などの要因になる可能性があるからバツ。



んでは「あんたも化学肥料使えば良いじゃん」と言われそうだけど、先にも書いたように自然栽培特有の美味しさってのが損なわれる。
だから自然栽培を貫いているのです。


化学でも有機でも過剰施肥は禁物!…だと思う。
使ったことないからどの量からからが過剰施肥はわかりませ~~~~~ん



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Comment

Name - 松本自然農園  

Title - どこのデータですかそれ?

1tの牛糞堆肥で窒素量は60kg?
窒素率6%の牛糞堆肥なんて出回ってるんですか?
ほとんどは1%以下だと思いますけど・・・。
2013.02.15 Fri 16:44
Edit | Reply |  

Name - 耕作人  

Title - 松本さん

指摘で改めて元ネタを読み返したら、1反=1t=30kgでした。
本文訂正しておきました。
それからこの3%の数値が牛糞に含まれている率として高いのか低いのか?はたまたそんな堆肥はあり得んのかは、僕には多分高いんだろうな程度にしか分かりませんので、数値上の事や堆肥云々にかんして突っ込みたかったら、ネタ元のブログへコメントしてみてください。
http://ameblo.jp/nougyoukonnsaru/entry-11469745495.html

松本さんはよく分かっているから過剰投入なんかしてないと思うけど、いずれにしても化成・有機にしろ各農産物の適性を理解して美味しい農産物を作って欲しいな~、との思いで書いてみました。
2013.02.16 Sat 11:52
Edit | Reply |  

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