「自然農園あぐりーも」fattoria naturale Agri-Mo イタリア野菜・西洋野菜・愛知の伝統野菜を自然栽培で! 

愛知県大府市にてイタリア野菜を始めとする西洋野菜と、愛知の伝統野菜を中心に栽培し、                                   イタリアンやフレンチのレストランに野菜を販売している農家です。

流通側はなぜ低価格にしたがるの? 

ある小売り業者さん(仮にAさん)とfb内でやり取りしていたんですけど、これ以上Aさんのページにコメントを書き込むと迷惑になるかもしれないと思って、自分のブログに書き込みます。

タイトル通りです。
流通業者や小売業を生業としている人は、お客さんが買いやすくして上げたいと1円でも安く販売しようとしますね。
お客さんからしてみれば有りがたいことです。
実際自分が何かを消費しようとした場合、1円でも安ければ嬉しいし。


でもね、こんな風に感じる時もあるわけです。

安易に安売りすれば、そりゃお客さんも楽に集めることが出来るわいな~。
しかし1円でも高く、1%でも高利率で販売し自分のところの儲けを増やし、尚且つお客さんがその店で買った事を満足するような販売をするのが、小売りのプロの仕事ちゃうんか?

メーカーはそれこそ開発費を投じて少しでも商品の質を向上させ、1円でも高く販売したいと努力してるのに、流通が楽な商売したいがために、メーカーは開発費を投じた甲斐なく買い叩かれて泣かないかんのかいな!?

………と、偉そうに
でも、実際にメーカーさんならこうした気持ちになること有りまっしゃろ?


メーカへのシワ寄せ、流通業の儲けの粗利率に詳しくない人にも読んでもらいたく、具体例書くので長文ごめんなさい。

仮に何かの商品を粗利率40%で販売したいとすると、100円の仕入れで販売利率40%乗せると166円で販売⇒儲けは66円。
80円の仕入れ40%だと133円で販売⇒儲けは53円。
同じ利率でも小売り屋さんにとって、どっちの現金収入が多くなるか一目瞭然ですよね?
 (仮に40%の粗利率を計算する時は 仕入れ値×1.4ではありません。
  仕入れ値÷0.6が正しい計算方法です。)

で、仮にメーカーは渋々ながらでも、流通サイドが交渉の末80円で仕入れられるようになったとして、しかし流通側は同じく66円の儲けは確保したいと粗利率を14%アップの54%に設定して146円で販売しても、今まで166円の物が20円安くなってお客さんには喜ばれる。


一目でわかりますよね?
メーカーだけが一人損しているの。
確かにお客さんには優しいけど、メーカーから見たら流通だけ良い思いしてボッタクリやがって…と映ってしまう事があっても不思議じゃない。

fb内でやり取りしていたAさんのお店は生産者に対して値切ったりしない事は知ってますが、こう言うのが一般的に横行して、国内メーカーは海外に移り国内雇用は少なくなる。
農家でいえば廃農するか、面積増やして薄利多売による売り上げ確保に走り、設備投資を増額して借金苦に追われる人が増えるのが殆ど。

雇用状況が悪く給料減れば買い控えが増えて、結局すべての人たちが痛い思いをしてきたここ20年。


願わくば安易な低価格を是とするんじゃなくて、Aさんみたいに適正価格を是とする方向になって、流通だけじゃなくて、メーカーも、巡り巡って適度な雇用環境が出来てお給料も増えて、お客さんも満足できるような世の中が来て欲しいなと…しみじみ。。。



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