「自然農園あぐりーも」fattoria naturale Agri-Mo イタリア野菜・西洋野菜・愛知の伝統野菜を自然栽培で! 

愛知県大府市にてイタリア野菜を始めとする西洋野菜と、愛知の伝統野菜を中心に栽培し、                                   イタリアンやフレンチのレストランに野菜を販売している農家です。

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食糧安全保障 

今日はちょっと小難しい話を。


安全保障というと色々とありますね。
軍事上の事、エネルギーの事、産業技術の事などなど、今回は人間食わなきゃ生きていけない、っつう事で食糧安全保障について。


少し前のニュースで世界的に有名な経営コンサルタント大前健一氏が、農水省のお役人相手に話していたニュースが載っていました。

詳しくはリンク先を読んでもらうとして、大前氏がお役人に「食糧安保と言うが、それはどんな状態だ?」と問うたところ、お役人は世界中から食糧が入ってこない状態だと説明。
大前氏は「食糧が全く入ってこないとは、いわば世界中と交戦状態になる事を意味する。
そうなれば石油ですら入ってこないのだろうから、食糧の安全保障だけ考えて国内生産量増やす政策は無意味だ」、と言う内容です。


一見そらそうだと思いますね。

先の大東亜戦争の時はまさにそんな状態でしたし、今現在の状況で日本が全世界と交戦状態になるなんて考えられないし、作物の輸入先だってA国という産地が不作でも、Z国という産地から輸入しちゃえば済む話で、わざわざコストの高い日本の農産物を増産しなくても良いと言うわけです。


でも果たして、そんな楽観論を信じていいのか?

食糧安保を考えるに、何も戦争だけが原因では無いでしょうに。

これから世界の人口はますます増えて、世界中で農地と食料の争奪戦が始まる可能性もあるし、例えばある作物の世界のどこかの主要生産地が不作だったり、それこそその国が戦争で輸出どころじゃなくなったら相場が上がりまくるとか、色々と考え得る状況はあると思うんですけどね?

具体例で言うと、数年前のバイオエタノール騒ぎでトウモロコシの国際相場が高騰して、家畜農家さんが飼料経費高騰に苦慮していた。
また一昨年だったか、大干ばつでロシアとオーストラリアの小麦が同時に不作になり、ロシアに関しては国内消費を優先して輸出制限までかけ、小麦の国際相場が上がり、うどん屋さんが悲鳴を上げていた。

と言うことをfb内で発言したら、ある有機農家さんが、
「国内の農業振興やっても、安全保障にはならない」、
とコメントを送ってきた。

また同じような事を気にしている農家さんは、
「自国で作っていればコストはかかるかもしれませんが、世界市場における価格や量の変動には強くなると思うんです。
日本はまがりなりにも国民国家であり、政府は自国民の生存を確保する義務があるはずです。
その目的と責任を果たすために、多少のコストがかかるのがそんなに問題か?」、
と書いていた。


安全保障という難しい言葉を普段の分かりやすい言葉に直すと、『備えあれば憂いなし』と僕は理解している。

国家を家庭と置き換えてみましょう。
不作によりスーパー(輸入品)での小売り価格が高騰した、もしくは商品が無いとしましょう。
でも家庭菜園(国内生産)をしていれば、確かに労力などコストはかかっているけど、とりあえず喰うには困らない。

もしかしたらAと言うスーパーには無くても、Zと言うスーパーには有るかもしれませんけど、とにかく困らなくならないような手段はいくつ持っていても損は無いと言うことです。


国内農業振興は無意味と言う意見、国内農業の現状維持もしくは振興する。
どちらの意見が正しいか、考えてみるのも面白いですね。



追伸:
余談ですが、国内農業振興が無意味なんて考えている農家さんは、どうぞ海外にでも進出して、日本に輸出でもしてください!と書き返したかった。
口論になると面倒なので、そんな皮肉めいた事はfb内では書きませんでしたけど(笑)






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