「自然農園あぐりーも」fattoria naturale Agri-Mo イタリア野菜・西洋野菜・愛知の伝統野菜を自然栽培で! 

愛知県大府市にてイタリア野菜を始めとする西洋野菜と、愛知の伝統野菜を中心に栽培し、                                   イタリアンやフレンチのレストランに野菜を販売している農家です。

出荷基準 

JA等に卸さない直売スタイルで就農する人にとって、就農後に悩む事案の一つとして、「どの程度の品質の野菜なら出荷しても良いのだろうか?」と言うことがあるんじゃなかろうか?

実は昨日元研修生よりそんな相談の電話がかかってきた。


小松菜に似た葉野菜の蕪元に、春になれば当然のことながらトウになる新芽というか蕾が出てきてしまって、その状態の物を出荷しても良いかどうかの相談だった。

ま、正直言ってその程度のことは自分で判断しろ!と言いたい部類に入る相談だが、一応アドバイスをしました。



野菜がどのような状態なら出荷するしないは、私の場合ですと野菜を買ってくれるお客さんのキャパシティーによりけりだと考えている。

たとえば小売店さんに卸すなら、陳列など見栄え上のこともあるので出来るだけ虫害等がないものを卸さざるを得ない。
また虫が入っていたりすると購入したお客さんからのクレームは我々農家じゃなくて小売店さんが被るため、そのあたりも考えてあげないといけない。

元研修生からの問い合わせのような状態ならば、小売店さんに出荷してもいいか確認を取り、ダメだと言われれば出荷しなければ良いだけだし、出荷しても良いと言われれば出荷すれば良いだけの話だろう。

仮に届いた物を小売店さん側が試食してダメだと判断すれば、次回からは止めれば良いだけだし、たとえば伝票には仮納品で付けておいて、OKならば次回の納品時にその分を請求すれば良いだけだろう。
ダメだった場合は次回に請求しなければ良い。


飲食店さんの場合は幅がかなりある。

これは当園でのある葉野菜のパターンだけど、小売店のように陳列の必要がない飲食店さんへは、当園では虫害痕が10%未満程度の葉野菜は出荷してしまうのがほとんどだけど、30%くらい葉をかじられてしまった野菜でも出荷することがある。

販売の口上としては「❍❍という野菜が❍❍という状態なんですが、ピューレなど加工品に使えませんか?」だ。
味には問題がないのでピューレにしてソースやスープに使えば、形なんぞは全く関係なくなってしまう。
その代り価格はB品として、時にはさらに通り越してC品としてかなり安い価格で販売する。

また十分に育たなかった野菜はベビーサイズとして出荷して、前菜の飾りやメインのガルニに利用してもらうパターンもある。


と言うように、要はお客さんと相談しながら、お客さん側の反応を見ながら、独自の出荷基準を設けているわけです。

ですから元研修生の出荷先のお客さんの性格など詳しい状況が分からないのもあるし、悩みの種になっている野菜の状態も見れないのに、的確なアドバイスなんぞは出来るわけが無い!



野菜を商品として買い取るか買い取らないかの最終的な判断はお客さんするものです。
迷っていたらとりあえず出荷してみて、反応を見れば良いだけです。

最初のうちはお互い煩わしいかもしれませんが、お互いの癖みたいなものが分かってくれば、ここまではOKだろうと言う自分自身の判断基準が出来てくると思います。


そんなやり取りがが鬱陶しい人は市場規格にそった出荷をすれば良いだけだと思いますが・・・?




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