~自然栽培の限界か?~
今まで調子の良かった畑が、昨年あたりから調子が悪い。
大きく育ちにくくなってきたのだ。
たしか8年ほど使っているわけだけど、年々土が硬くなっているような気がしている、またスギナの量も増えているような気がするので酸性に向かっているのかもしれない。
この畑は調子が良かったので、年中何かしらを作ったり、休ませる期間がほとんど無いという状態だったから、腐植(土壌中の根っこや雑草、作物残渣など有機物)が不足してきているのではないかと感じている。
植物というのは腐植無しには育たない。
腐植(有機物)を微生物が分解し無機物にかえて、その無機物を吸収することによって植物は生長する。
また腐植は土壌を柔らかく保つクッションの役目もあるので、土が締まりやすいと空気や水の通りが悪くなる。
だからこそ有機農業は積極的に堆肥をいれて、それらを補うわけだ。
自然栽培の場合は外部からそのような堆肥を入れることがないので、雑草を伸ばしたりで補うわけだが、雑草だけの力では、もしかしたら限界があるのかも知れない。
今後もしかしたら植物性堆肥を入れるか、ソルゴーなど雑草より量がある緑肥の導入も検討すべきかもしれない。
ただこれはあくまで私の畑の話であって、もともと腐植が豊富な土壌(例えば黒ボク土)ではその必要もないかもしれない。
それと最近思うのだが、頑固になるべきところを変えたほうが良いのではないかと?
今までは自然栽培という言葉というか方法論に対して頑固になっていたが、頑固になるべきところは美味しく綺麗な野菜を作るところで、方法論などは単なる言葉に過ぎないのかと。。。
第5期自然栽培研修生の募集を受け付けています。
詳しくは≪研修の問い合わせ≫案内をクリックしてメッセージをお送りください。
スポンサーサイト