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自然農法
今日は昨日と打って変わって、北風ピューピューで肌寒い一日。
夏野菜の種を蒔こうと思っていたが、ちょい数日前の異常な暖かさに比べると、平年並みの寒さが戻るらしいので、蒔き時を考えてしまう。
自然相手は難しい (;-_-;)
僕がやっている自然農法のことは、もう何度もこのブログに書いているから、知っている人も沢山いると思うけど、最近になって見始めた人もいると思うので、たまには自然農法の事を、初心に帰る意味も込めて書いて見ようと思う。
僕がお客さんの為に配る資料の冒頭にはこんな風に書いています。
『 耕さず、肥料や堆肥も施さず、雑草を敵とせず、虫も敵としない。
自然との一体を求め、無農薬で生命力あふれる野菜作りを目指す。
<< それが自然農法 >> 』
『 』内の中から、自然農法を全く知らない人の為に、少し説明を付け加えましょう。
まずは「耕さず」
普通は田畑と言えば、誰もが耕すものと思っているはずです。(僕もそうでした)
でも自然に目を向けると、誰かが耕して広大な森を維持していますか?
耕さないことによって作物は土を割って、頑張って根を伸ばし生きようとします。
それによって作物は、病害虫に負けない強い生命力を持とうとします。
「肥料や堆肥も施さず」
有機野菜に代表されるように、まずは土作りと称して厩堆肥を始めとする有機物を土の中に鋤き込みます。
しかし不耕起と同じで、自然界では誰かが有機物を施しているわけではないのに、草木は立派に育っています。
(ちょっと前に話題になった、ど根性大根とか)
自然農法では肥料分を人為的に施さない事によって、作物自身が自分で必要なだけ、自ら欲することを見守ります。
そうする事によって作物自身が強くなり、病害虫に負けず、尚且つ自然な美味しさを醸す作物が生まれるのです。
「雑草を敵とせず」
昔からお百姓さんが敵視している雑草も、自然農法では大切な友達です。
雑草を生やして友達にすると、雨が降らなくて困る時も地表を覆い適度に水分を保ってくれます。
雑草があると害虫が増えると言いますが、それと同時に益虫も増えて、自然界と同様のバランスを保とうとしてくれます。
そしてもう一つ大切な役割が有ります。
その命を終えた雑草は枯れて、やがて土に返ります。
自然農法ではこの枯れた雑草が堆肥の役割を果たし、何年もかけて土を作っていきます。
(流行のEMは土壌に合わず次々と投入しなければいけない場合があるらしいのですが、この雑草を施すやり方はその田畑の土着微生物を増やすのに有効と言われています)
「虫を敵とせず」
害虫と言われる虫たちにもその役割はあります。
それは肥料や堆肥をバンバン施しひ弱になったり、何らかの障害をうけて弱った作物を淘汰しようとしています。
またどうして虫が寄ってくるのかは、よく雑草があるからとか、肥料をたっぷり与えた美味しい野菜だからとか言われますが、そうではなくて肥料のあげ過ぎで野菜がその余分な肥料分を出そうとガスを出し、そのガスにつられて寄って来るんだそうです。
だから虫食いが多ければ、その作物の健康診断の目安になります。
自然農法の作物は、作物自身が適正な肥料分を得るので、虫による食害は意外と少ないんですよ。
と、大まかに書けばこの程度になりますが、他にももっともっと沢山のことがあります。
例えば肥料による硝酸態窒素の危険性のこと、雑草による温暖化防止、堆肥による環境悪化、もちろん農薬や除草剤を使うのは以ての外! などなど。。。
この事はまた改めて書く機会を作りたいと思います。
全部が全部良いことばかりではないですが、自然農法は美味しい野菜を安心して食べられることは間違いなしっ!! です。
PS:僕の自然農法はどちらかと言うと「福岡氏の何もしない農法」の流派(?)に近いです。
夏野菜の種を蒔こうと思っていたが、ちょい数日前の異常な暖かさに比べると、平年並みの寒さが戻るらしいので、蒔き時を考えてしまう。
自然相手は難しい (;-_-;)
僕がやっている自然農法のことは、もう何度もこのブログに書いているから、知っている人も沢山いると思うけど、最近になって見始めた人もいると思うので、たまには自然農法の事を、初心に帰る意味も込めて書いて見ようと思う。
僕がお客さんの為に配る資料の冒頭にはこんな風に書いています。
『 耕さず、肥料や堆肥も施さず、雑草を敵とせず、虫も敵としない。
自然との一体を求め、無農薬で生命力あふれる野菜作りを目指す。
<< それが自然農法 >> 』
『 』内の中から、自然農法を全く知らない人の為に、少し説明を付け加えましょう。
まずは「耕さず」
普通は田畑と言えば、誰もが耕すものと思っているはずです。(僕もそうでした)
でも自然に目を向けると、誰かが耕して広大な森を維持していますか?
耕さないことによって作物は土を割って、頑張って根を伸ばし生きようとします。
それによって作物は、病害虫に負けない強い生命力を持とうとします。
「肥料や堆肥も施さず」
有機野菜に代表されるように、まずは土作りと称して厩堆肥を始めとする有機物を土の中に鋤き込みます。
しかし不耕起と同じで、自然界では誰かが有機物を施しているわけではないのに、草木は立派に育っています。
(ちょっと前に話題になった、ど根性大根とか)
自然農法では肥料分を人為的に施さない事によって、作物自身が自分で必要なだけ、自ら欲することを見守ります。
そうする事によって作物自身が強くなり、病害虫に負けず、尚且つ自然な美味しさを醸す作物が生まれるのです。
「雑草を敵とせず」
昔からお百姓さんが敵視している雑草も、自然農法では大切な友達です。
雑草を生やして友達にすると、雨が降らなくて困る時も地表を覆い適度に水分を保ってくれます。
雑草があると害虫が増えると言いますが、それと同時に益虫も増えて、自然界と同様のバランスを保とうとしてくれます。
そしてもう一つ大切な役割が有ります。
その命を終えた雑草は枯れて、やがて土に返ります。
自然農法ではこの枯れた雑草が堆肥の役割を果たし、何年もかけて土を作っていきます。
(流行のEMは土壌に合わず次々と投入しなければいけない場合があるらしいのですが、この雑草を施すやり方はその田畑の土着微生物を増やすのに有効と言われています)
「虫を敵とせず」
害虫と言われる虫たちにもその役割はあります。
それは肥料や堆肥をバンバン施しひ弱になったり、何らかの障害をうけて弱った作物を淘汰しようとしています。
またどうして虫が寄ってくるのかは、よく雑草があるからとか、肥料をたっぷり与えた美味しい野菜だからとか言われますが、そうではなくて肥料のあげ過ぎで野菜がその余分な肥料分を出そうとガスを出し、そのガスにつられて寄って来るんだそうです。
だから虫食いが多ければ、その作物の健康診断の目安になります。
自然農法の作物は、作物自身が適正な肥料分を得るので、虫による食害は意外と少ないんですよ。
と、大まかに書けばこの程度になりますが、他にももっともっと沢山のことがあります。
例えば肥料による硝酸態窒素の危険性のこと、雑草による温暖化防止、堆肥による環境悪化、もちろん農薬や除草剤を使うのは以ての外! などなど。。。
この事はまた改めて書く機会を作りたいと思います。
全部が全部良いことばかりではないですが、自然農法は美味しい野菜を安心して食べられることは間違いなしっ!! です。
PS:僕の自然農法はどちらかと言うと「福岡氏の何もしない農法」の流派(?)に近いです。
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Name - HISA
Title -
昨日、神戸の「花鳥園」で思ったことは、人に
見せる為に温室で花を育てるって・・・ちっと
疑問に思いました。自然の花でなくてなんだか人工的で。フランス人はハーブを温室で育てることに、油で育てたハーブなんていい香りがするはずがない!といったとか。