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「自然農園あぐりーも」fattoria naturale Agri-Mo イタリア野菜・西洋野菜・愛知の伝統野菜を自然栽培で! 

愛知県大府市にてイタリア野菜を始めとする西洋野菜と、愛知の伝統野菜を中心に栽培し、                                   イタリアンやフレンチのレストランに野菜を販売している農家です。

自然農法 

今日は昨日と打って変わって、北風ピューピューで肌寒い一日。

夏野菜の種を蒔こうと思っていたが、ちょい数日前の異常な暖かさに比べると、平年並みの寒さが戻るらしいので、蒔き時を考えてしまう。

自然相手は難しい (;-_-;)



僕がやっている自然農法のことは、もう何度もこのブログに書いているから、知っている人も沢山いると思うけど、最近になって見始めた人もいると思うので、たまには自然農法の事を、初心に帰る意味も込めて書いて見ようと思う。

僕がお客さんの為に配る資料の冒頭にはこんな風に書いています。

   『   耕さず、肥料や堆肥も施さず、雑草を敵とせず、虫も敵としない。
      自然との一体を求め、無農薬で生命力あふれる野菜作りを目指す。

              << それが自然農法 >>         』


『 』内の中から、自然農法を全く知らない人の為に、少し説明を付け加えましょう。


 まずは「耕さず」
普通は田畑と言えば、誰もが耕すものと思っているはずです。(僕もそうでした)
でも自然に目を向けると、誰かが耕して広大な森を維持していますか?
耕さないことによって作物は土を割って、頑張って根を伸ばし生きようとします。
それによって作物は、病害虫に負けない強い生命力を持とうとします。


 「肥料や堆肥も施さず」
有機野菜に代表されるように、まずは土作りと称して厩堆肥を始めとする有機物を土の中に鋤き込みます。
しかし不耕起と同じで、自然界では誰かが有機物を施しているわけではないのに、草木は立派に育っています。
(ちょっと前に話題になった、ど根性大根とか)
自然農法では肥料分を人為的に施さない事によって、作物自身が自分で必要なだけ、自ら欲することを見守ります。
そうする事によって作物自身が強くなり、病害虫に負けず、尚且つ自然な美味しさを醸す作物が生まれるのです。



 「雑草を敵とせず」
昔からお百姓さんが敵視している雑草も、自然農法では大切な友達です。
雑草を生やして友達にすると、雨が降らなくて困る時も地表を覆い適度に水分を保ってくれます。
雑草があると害虫が増えると言いますが、それと同時に益虫も増えて、自然界と同様のバランスを保とうとしてくれます。

そしてもう一つ大切な役割が有ります。
その命を終えた雑草は枯れて、やがて土に返ります。
自然農法ではこの枯れた雑草が堆肥の役割を果たし、何年もかけて土を作っていきます。
(流行のEMは土壌に合わず次々と投入しなければいけない場合があるらしいのですが、この雑草を施すやり方はその田畑の土着微生物を増やすのに有効と言われています)


 「虫を敵とせず」
害虫と言われる虫たちにもその役割はあります。
それは肥料や堆肥をバンバン施しひ弱になったり、何らかの障害をうけて弱った作物を淘汰しようとしています。
またどうして虫が寄ってくるのかは、よく雑草があるからとか、肥料をたっぷり与えた美味しい野菜だからとか言われますが、そうではなくて肥料のあげ過ぎで野菜がその余分な肥料分を出そうとガスを出し、そのガスにつられて寄って来るんだそうです。

だから虫食いが多ければ、その作物の健康診断の目安になります。
自然農法の作物は、作物自身が適正な肥料分を得るので、虫による食害は意外と少ないんですよ。



と、大まかに書けばこの程度になりますが、他にももっともっと沢山のことがあります。

例えば肥料による硝酸態窒素の危険性のこと、雑草による温暖化防止、堆肥による環境悪化、もちろん農薬や除草剤を使うのは以ての外! などなど。。。

この事はまた改めて書く機会を作りたいと思います。

全部が全部良いことばかりではないですが、自然農法は美味しい野菜を安心して食べられることは間違いなしっ!!   です。



PS:僕の自然農法はどちらかと言うと「福岡氏の何もしない農法」の流派(?)に近いです。
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Comment

Name - HISA  

Title - 

貴方のお説の自然農法も興味深いのですが、
昨日、神戸の「花鳥園」で思ったことは、人に
見せる為に温室で花を育てるって・・・ちっと
疑問に思いました。自然の花でなくてなんだか人工的で。フランス人はハーブを温室で育てることに、油で育てたハーブなんていい香りがするはずがない!といったとか。
2007.02.17 Sat 17:32
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Name - 耕作人  

Title - 

 ◎HISAさん へ
確かにフランス人の言う通り!

僕も冬場は無加温ながらハウス内でルッコラを栽培しましたが、露地物とは全く味が違います。

基本的には露地物が一番美味しいですよね~。
2007.02.18 Sun 16:31
Edit | Reply |  

Name - U-3  

Title - 

 参考記事の紹介、ありがとうございます。
確かに化学肥料による、硝酸過多の「黒い野菜」怖いですよね。耕作人さんの野菜なら、安心です(^^)。

 でも、本当に何も入れないで栽培されているのでしょうか?落ち葉とか積んだりもしないのですか?
2007.03.10 Sat 23:36
Edit | Reply |  

Name - 耕作人  

Title - 

 ◎U-3さん
極々初期段階にバーク堆肥など植物性の堆肥を鋤き込まずに、土壌の乾燥防止として畝の表面に有機マルチとして敷く事は有ります。

只それも土が粘土質の赤土の場合のみです。
その他の砂地や黒土の場合は初期段階から何もしません。

落ち葉はあれば乾燥防止の為に、これも有機マルチ材として畝の表面に敷く場合もありますが、取りに行くのが面倒くさいので、現在は特に利用してません。

自然農の世界では基本として「持ち込まず、持ち出さず」なので、ブログの文中にも有る様に、畑内に生えている雑草を刈り取り、乾燥防止のマルチ材として利用するのみです。
そしてこの雑草がいずれ微生物によって分解されて、土を作っていくと言われています。

要約したポイントで言えば、耕さない事と畝の表面を乾燥させないことでしょうか。


2007.03.11 Sun 00:27
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Name - U-3  

Title - 

お返事、ありがとうございます。
私は、十年間ほど草刈だけして使用しない砂質土の畑を借り受けましたが、とても土がやせていて、初期に肥料を入れないとだめではないかと思いました。でも、耕作人さんのイタリア野菜を拝見して、時間をかけてじっくり作ると、立派なものが出来るんだなあと、感服しております。

 トマトは、当地でも刈り草だけを搬入して積んで大変良いものが出来ます。
昨年、十メートル四方の区画に、軽トラックでこんもり一杯の堆肥を入れて、「テツカブト」というカボチャを植えたところ、一株で1.2~1.8kgほどの実が60個以上取れました。収量の差は、大きいですが、確かに大根などは、低投入ほど美味しく感じられますね(^^)。

 いつか機会がございましたら、見学がてら試食させていただきたいと思います。
2007.03.11 Sun 13:22
Edit | Reply |  

Name - 耕作人  

Title - 

 ◎U-3さん
自然農法の基本条件は無肥料であること、不耕起であることですが、その畑、畑でいろんな条件があります。
ですから最初に堆肥を入れることがあっても良いかと思いますが、徐々にその量を少なくし、最終的には完全に無肥料・無堆肥にすることをお勧めします。
味にはモロに影響します。

僕もまだまだ試験段階ですので分からない事も多々ありますが、色々と試行錯誤しながらお互い頑張っていきましょう!
2007.03.12 Mon 13:05
Edit | Reply |  

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