「自然農園あぐりーも」fattoria naturale Agri-Mo イタリア野菜・西洋野菜・愛知の伝統野菜を自然栽培で! 

愛知県大府市にてイタリア野菜を始めとする西洋野菜と、愛知の伝統野菜を中心に栽培し、                                   イタリアンやフレンチのレストランに野菜を販売している農家です。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

土作りとは? 

農薬や化学肥料を使った一般の慣行農法や、有機農法に関わらず昨今は土作りが大切だと説いて、耕耘時には牛糞堆肥などを大量に投入しています。

もちろん無肥料・無堆肥である自然農法でも土作りは大切です。

でも僕は有機質の堆肥や肥料は99%使用していません。

ではどうしているのか?




先日同じように無農薬で野菜を育てられている有機農家さんのブログにコメントを送りました。

同じ県内の若手の農家さんで、かなり注目されている方じゃないでしょうか?

その方は牛糞堆肥こそ使ってはいないようですが、米ぬかやおから、植物質の堆肥を使っているようです。

先日、ニンジンの種まき後の保湿のため、籾殻を撒いたそうです。


その時、僕はこの方なら無農薬の籾殻を撒いているのではと思って「籾殻も農薬がかかった物を撒いたら、無農薬栽培の意味がないですね」みたいな事を書いたら、お返事がごくごく普通に栽培した籾殻をJA等から購入したり、ほかの農家さんから貰ったりなので、米ぬかにしろ、オクラにしろ、残留農薬は多少あるかもしれないと正直に書いてくださいました。

そして正直に情報公開して、それでも自分を信用してくださるお客様を大切に、今後も農業活動をしたいと書いていました。

簡単に概要を書きましたが、ご本人は本当はもっと色々と書いていましたので、割愛して書いたこの文を読んだ方が誤解がないようにしていただけると助かります。



土作りの話に戻りますが、先に書いたように僕の畑では植物質の堆肥も含め99%そういった類のものは使用していません。

理由は上記の若手農家さんも認めている通り、残留農薬の危険性があるからです。

ちなみに一応予備で植物質の堆肥は確保しています。
畑UNOの堆肥
(あ、堆肥の上にこぼれ種から発芽したスイスチャード発見!)

堆肥はありますが、オブジェみたいなもんです。
200坪の畑に2t仕入れたのですが、ほとんど使用していません。


では、僕の土作りとは・・・?

僕の土作りは圃場内の完全循環を目指しています。

何それ?って思われるかもしれませんね?

圃場内の完全循環とは簡単に言えば、「畑の中のものを持ち出さず、外からも持ち込まず」の考えです。

外から持ち込むものは上記のように残留農薬等の心配があるので投入せず、完全無農薬の畑内のものは雑草といえども財産だと思い、有効活用するわけです。

森林の土たちがどのように土を作っていくかといえば、枯葉が堆積して腐葉土となり、土に返っていくわけです。


畑には枯葉がありませんから、雑草を刈り取ってその場に放置して、自然に枯れて土に帰るのを待つわけです。

そうする事によって綺麗な土が出来上がると、定説では言われています。

実は半信半疑でした。
めちゃ時間がかかりますしね。


しかし2年位いじっていない、畝間の刈り取った雑草を何気なく退かしてビックリしました!!
畑UNOの土
赤土のはずの畑の土が黒くなり、通気性のよさそうなコロコロ、サラサラした感じの土に変わりつつあったんです。

もちろん表面だけですが、自然農法の理を視覚で確認できた、貴重なものです。

ちなみに棒を差し込むと20cmほどまでは、それほど力を入れずにブッ刺せました。
それより奥は地主さんが現役の頃、トラクターで踏み固めた耕盤と思われる硬い層にぶち当たり、棒を差し込めませんでした。



こんな感じで本来の自然な土が出来上がっていくんじゃないでしょうか?

土作りの意味を再度考えさせられる、貴重な瞬間を垣間見た気がします。
スポンサーサイト

Comment

Name - サユール  

Title - 

なるほど土つくりといえば、意識的な農家がまず第一に考えるべきことのように言われるし、意識的な消費者(という言い方は嫌いだが)も同様に考えていると思います。

だけど本当に土を作る事が、大量の堆肥を畑以外のところから調達して投入することが土つくりに必要であるというのなら、自らの周りの自然を見回せばいい。どこが違うのか。

「野菜つくり」という言葉さえ違和感を覚える(野菜は作らずとも、自ら育ってくれる)いまでは、「土つくり」という言葉(あるいは発想)に、極端に言えば人間のエゴやおごり、といったものを感じます。

そう耕作人のいうように「作る」というより「出来上がる」といったほうが正解だと思います。
2007.10.07 Sun 01:12
Edit | Reply |  

Name - 耕作人  

Title - 

 ◎サユールさん
営農をと考えれば、何を悠長な事を言う声も聞こえて来そうですが、本来の土作りと言うか、土の出来方はやはり自然が教えてくれるような気がします。

生活の事を考えて何かと対策するのも必要な事ですが、自然の流れを観察するのも大切な事だと改めて感じました。
2007.10.07 Sun 22:13
Edit | Reply |  

Name - ikoann  

Title - 

わたしも少しでも自然の摂理にあった農業をしていきたいと考えている人間の一人ですが、深く考えれば考えるほど、農業というものが不自然な行為であるのではないのかと思ってしまいます。

たとえば、「畑の中のものを持ち出さず」とありましたが、「野菜を収穫する」ということはこれにはあたらないか。
また、本来その場所で生まれ育ったものではない野菜を栽培していくこと自体不自然な行為ではないのか。
そう言った意味で、「完全循環」や「自然農」という考えは本当に成り立つんだろうか。

どう思われますか。
2007.10.09 Tue 11:10
Edit | Reply |  

Name - 耕作人  

Title - 

 ◎ikoannさん
素朴な疑問を有難うございます。

僕なりの考え方なので、賛同していただけるかは別として、ちょっと書き綴ってみますね。

農業自体はとても不自然なものです。
が、これを否定したら僕たちは狩猟生活に戻らなくてはならず、有り得ないことです。
もちろん今だジャングルの奥地にそう言った人たちは大勢いますが、文明社会に住んでいる以上、畑等で食べ物を作るという作業は自然な成り行きだと思います。

その野菜を収穫するという行為は、もちろん畑から持ち出す行為ですが、生きていく上で必要不可欠です。

種を他所から持ってくる行為も、外から持ち込む行為ですが、このように考えたらいかがでしょう?
確かに最初の一粒は他所からのものでも、自家採取を繰り返すことにより、その土地になじんだ物になる。

自家採取自体も人為的な行為ですが、風に乗って種が撒かれるか、人が蒔くかの違いで、結局はそこに種が蒔かれます。
僕の畑にはこぼれ種から発芽した野菜がポコポコ成っています。

完全循環にしても極端に理詰めでいけば難しいかもしれませんが、僕はその土地に少しでも付加をかけないようにすると言う意味に位しか考えていません。

文明社会で人が生きていくために、少しでも良いものを作りたい。
食べ物がなければ生きていけないですからね。

でもそれで環境が悪くなっていくのは頂けません。
そんな事に少しでも役立てる農業のやり方を目指していると言う事で良いんじゃないでしょうか?

何だか脈略のない答えになってしまいました。
2007.10.09 Tue 14:04
Edit | Reply |  

Name - まつもとっこり  

Title - 

上記の農家です。
野菜は自然に生えてくる草とは違う。というのが僕の考えです。
人間の都合で採種をくりかえして自然の姿とかけ離れたものにしてしまっているのが現在の野菜。
自然界では弱い存在です。
野菜が野菜らしく育つためには"自然"以上の畑を用意する必要があります。
だから人間がある程度手をかけてあげなければいけないと思うんです。
それは農薬をつかって守るという考えではなく、野菜が元気に育つ条件を畑に整えるということ。
そのための敷き草であり、堆肥であると。

"土つくり"という言葉には何かいかがわしいものを感じますが、野菜という半自然な植物を育てるためには人間が"環境つくり"をしないといけないのでは?
と思います。
2007.10.09 Tue 20:54
Edit | Reply |  

Name - 耕作人  

Title - 

 ◎まつもとっこり さん
上と名前が違うのでどなたかと思えば、まつもとっこりさんでしたか、、、、、毎度です。

↑ 『人間の都合で採種をくりかえして自然のとかけ離れたものにしてしまっているのが現在の野菜。
自然界では弱い存在です』

ウンウン、言いたい事は分かりますよ!
まつもとっこりさんの考え方だとそうでしょうね。

でも、弱い存在だからこそ、なるべく肥料や堆肥っ気のない環境で育てた野菜の種を自家採取し、原種の強さを少しでも取り戻せるように、種を強くしていくって考え方も、多分まつもとっこりさんなら理解できるんじゃないかな? などと勝手に想像しています。

んでもって、環境作りは大切ですよね。
ただ、それぞれが目指す所(やり方)があるので、その環境作りは千差万別で良いと思っています。


放任しても勝手に育ってくれる野菜は放任すれば良いですし、手をかけなければいけない野菜は手をかけてあげれば良いですし。
堆肥や有機肥料を使ったり、耕したりした方が間違いなく野菜の収量は多くなるし、大きく育つでしょう。

ただ僕がそうしないのはもう拘りの世界で、出来れば全ての野菜がど根性大根(古っ!)のように、逞しく育ってくれるような育種と環境作りが出来ればと思っています。

2007.10.09 Tue 22:26
Edit | Reply |  

Add your comment

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。