「自然農園あぐりーも」fattoria naturale Agri-Mo イタリア野菜・西洋野菜・愛知の伝統野菜を自然栽培で! 

愛知県大府市にてイタリア野菜を始めとする西洋野菜と、愛知の伝統野菜を中心に栽培し、                                   イタリアンやフレンチのレストランに野菜を販売している農家です。

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理想と現実 

前回のブログで川口由一さんのお名前を出したので、ちょっとだけ補足と言うか、感じていることなど書いていきます。


自然農。

川口由一さんが奈良県赤目地区で主催している赤目自然農塾の他に、その教えに共感されたお弟子さんたちが各地で自然農塾を開かれています。


僕個人は何処の自然農塾にも行ったことも無く、愛知県で上映された川口さんの田畑の様子を記録したドキュメンタリー映画と、その時開催された講演会を唯一見たくらいで、特にその言葉の真理を理解しているわけでは無いかもしれません。

ただ自然農と言うだけあって、なるべく自然の循環に沿った形と、燃料等を使う農機具を使用せずに農作業を進める、云わば昔ながらの農的生活をし、環境に優しい暮らしをしようと言う考えが根本にあると理解しています。


川口さんが主に使用する農機具といえば、草刈り鎌と鍬くらいでしょうか?
その他お米の収穫時には昔ながらの足踏み式脱穀機などを使っておられるようです。

全て手動式の農機具を使い、その生産の中にガソリンなどと言う環境に悪い物を使う要素は無く、理想的な環境保全・環境循環型の農業でしょう。


さて、全て手動で行う農作業で一人当りどれくらいの圃場を管理できるのでしょうか?
精々3反程度が限界なのではないでしょうか?
実際、お弟子さんの圃場を見学した時に、どれくらいまで管理できるか聞いたら、やはり3反くらいが精一杯だと仰っていました。

3反ていどの田畑でどれ位の利益が上がるかといえば、精々自分の所で食べる米と、野菜がちょっと余って、少しだけ販売できるくらいでしょう。
農的生活をしたいだけなら、これだけ有れば十分だと思います。

しかし肉も食いたきゃ、魚も食べたい、まして車も乗りたい、こうしてパソコンを開くために電気を消費すれば、当然現金もいるわけで、やはり3反だけでは最低限の生活もできません。

僕も含め今の時代多くの人手を使って営農するということは、かなり難しい時代です。
昔のように子供が何人もいて、その子供たちに農業を手伝わすという事も難しいです。


では如何すれば少人数で農業だけで食って(生活して)いくか?

そこはもう、燃料を使う近代的な農機具を使っていくしかないでしょう?


川口さんの映画や、その他一部川口さんのやり方を真似ている方で1町歩以上の圃場を管理されている方を、僕は知りません。
多くの人が家庭菜園よりちょっと大きな圃場を管理されているのではないでしょうか?
(1町歩以上の圃場を管理されている方がいたら教えてください)


今の時代のように子供(手伝い)が少なく、それでも農業を生業としていくなら、理想だけではやれない事も多々あります。
僕も今までは出来るだけ手作業に拘っていましたが、今以上に生産し良い生活をするとなると近代的な農業機器の使用は必須になってきます。


ただそれでも出来るだけ環境に負荷は掛けたくはありません。

理想と現実の狭間は、いつも悔しいことが沢山あります。


現在草刈り機と小さな耕運機を使用し、野菜の配達に車を使い、ガソリンを消費し、環境悪化をして、自然農と謳い野菜を販売しています。
たまに矛盾な事をしていると、我ながら痛感してしまいます。

でも、そうしなければ農業は生業にはならないとも感じています。





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Comment

Name - ちぐちぐ  

Title - 

お久しぶりです。「脱サラ就農日記」のちぐちぐです。
理想と現実、農業に限らず全ての人が折り合いをつけていかなければならない事だと思います。

農業で言えば、耕作人さんのような農業は理想的だと思います。それに生活に不自由の無い収入と人並みの休みがついてくれば文句なしです。
ウチは根性の無さとか、捨てきれない贅沢とかで、バリバリの慣行農法ですが。(^_^;)

農業が一般的な職業の選択肢の一つとなることを願い、その一例を作ろうと思ってやっています。
今年もお互い、良い年になりますように。

PS パイプがすごく刺さった記事、感動しました。
そういうの読むと、ウズウズしちゃいマス。
2008.01.05 Sat 22:58
Edit | Reply |  

Name - 耕作人  

Title - 

 ◎ちぐちぐさん
コメント有難うございます。
最近はこちらも読み逃げバカリで、申し訳ないっス!

今のスタイルはほぼ理想なんですけどね。
でもこれから、ちぐちぐさんの所のように何町歩もやろうと思えば、トラクターとかは必須条件ですもんね?

若手農業者が中々育ってこない時代ですが、ちぐちぐさんがビジネスモデルを作って、お手本になってください。
農法こそ違えど、そう言う意味では応援していますよん!
ってか、僕も早くそれくらいの規模を耕作できるようにしないとね!?

PS分のお話、結構面白いでしょ?
ご自分の家庭菜園分でお試しを!!
2008.01.06 Sun 12:04
Edit | Reply |  

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  • 2008.01.09 (Wed) 13:34 | 脱サラ就農日記
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