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自然農やめます
ショッキングなタイトルを付けてしまいました。
自然農を止めようと思っています。
と言っても、今年完全に止めるわけでは無く、一部の圃場を耕したり、小まめに草刈りをしようと思っています。
思っていますと言うより、やらなきゃ不味い状態です。
自然農の条件は無肥料・不耕起・無除草・無農薬です。
この中の不耕起と無除草を止めるのですが、どうしてかって事を書いておきます。
これから新規就農で自然農を目指そうと言う方は、特に読んで頂きたいことですの、耳の穴かっぽじいて、もとい目を見開いて読んでください。
以下太字は注意事項
先日、一部の圃場の契約が切れるので更新をしようと、地主さんの所へ行きました。
地主さん : お~、耕作人クンが無農薬とか言って、雑草生やしっ放しにしてるから、
転作申請の許可が下りなくて、今年転作の補助金が入って来ないぞ(怒)
耕作人 : え!? 何ですか? その転作ナントかって?
地主さん : 今使っている畑は、元々田んぼ地を減反政策で補助金使って畑に
土地改良した土地で、何か野菜を作っていなきゃ、転作の補助金が入って
来ないんだ。
耕作人クンが去年の夏に雑草生やしまくっていたから、野菜を作って
いないと見なされて申請が許可されず、補助金が入って来ないんだ!!
耕作人 : ・・・・・・・
それは、知らなかった事だとは言え、本当にスミマセン!!!
これからはもっと草刈りしたり、圃場の整備をキチンとしますので、
今年もお願いします―――(泣!)
地主さん : ・・・・・・
それじゃ7月にその申請通りにキチンとされているか農政課が見回りに
くるから、その時までにナントかしとけ!
もし来年も補助金が下りんかったら、それ以降はもう貸さなんぞ!!!
ひょえ~~~~!!
大変ですよ~~~~~!!
そこの畑は唯一灌漑設備があり、育苗するときには絶対必要な畑なんです。
死守せねばなりません。
と言う事で、お休み時に草を生やして自然回復を待つって事が出来なくなりました。
多品目栽培なので、収穫が終わったら空いてしまう所が所々にあるんです。
そうした所は耕して、草を生やさないようにしておかなくちゃなりません。
今回この地主さんから借りている土地は先ほども書きましたが、元々田んぼだった所です。
それを減反政策のために田んぼを潰し、補助金を使って畑になるよう土地を改良した所なんです。
そして、補助金使ってまで改良した土地なので、野菜・果樹や鑑賞用の草花など、とにかく何かしらの作付けをしていなくては、転作補助の申請が下りず、-減反政策の見返り分の補助金が毎年入って来ないそうです。
但し、転作申請をしていなかったり、何も作らずただ耕して草を生やしていなかったり、雑草を生やしていてはその補助金は入らないとの事です。
地主さんはキッカリ転作申請を出していたんですね~。。。。
で、これから新規就農で自然農をしてみようと言う方!
圃場を探す時は転作申請を出していない元田んぼ地か、畑地であるかどうかの、圃場の使用区分をキチンと確認してください!!
元々の畑地はこの転作とは無縁ですし、申請をしていなければ補助金も元から無いわけですから、こうしたトラブルは起こりません。
今回はナントか貸してもらえましたが、ペナルティーで貸し賃を余分に取られました。
それでも、その貰える筈の補助金の額よりは少ないので、地主さんにしてみれば大損ですから、ペナルティーも仕方がありません。
それから、今年はこのペナルティーを受けた圃場のみを耕す事になりますが、おそらく来年はトラクターを導入して全圃場を耕したり、ビニールマルチを使って雑草の抑制対策をし、自然農とは完全にサヨナラすることになると思います。
今後圃場を増やし、労働力を軽減し、収入を増やそうと思うと、ほぼ全てが手作業の自然農では限界が有ります。
特にマルチを使わずに玉ねぎを栽培した時の雑草の処理は時間がかかり過ぎ、その他の作業に物凄~~~く遅れの影響を出しちゃうからです。
自然農は確かに素晴らしいです。
自然にあふれ、虫や小動物が闊歩し、本当に生きた土地だと感じます。
庭先や1反程度の家庭菜園なら、自然農は本当に素晴らしい栽培方法だと思います。
しかし、生活をしていく為の職業農業としては成り立たないと、この3年間で痛切いたしました。
おそらく手作業の自然農を一人で行うのは、3反が限界だと思います。
3年間頑張りました。
しかし職業としては、もう限界です。
これからは機械を導入して、もう少し広くして頑張って行きたいと思います。
一応書いておきますが、自然農をやめると言っても無肥料と無農薬の栽培は続けますよ。
ですから、来年からは自然農という言葉は使わずに、無肥料栽培とか自然栽培と言う言葉を使っていきます。
あ、そっから自然農の精神だけは残して行きますんで、ブログ名だけは『自然農あぐりーもの菜時記』って名前を残しておきますが、許してね
【自然栽培とは、トラクターやマルチなど農業資材を使って無肥料栽培をしている方々が、よく使っている言葉ですが、基本理念は『大自然を尊重し、その摂理を規範に順応する』 と言う、理念においては自然農となんら変わりない言葉で、ただその手法が違うだけです。】
自然農を止めようと思っています。
と言っても、今年完全に止めるわけでは無く、一部の圃場を耕したり、小まめに草刈りをしようと思っています。
思っていますと言うより、やらなきゃ不味い状態です。
自然農の条件は無肥料・不耕起・無除草・無農薬です。
この中の不耕起と無除草を止めるのですが、どうしてかって事を書いておきます。
これから新規就農で自然農を目指そうと言う方は、特に読んで頂きたいことですの、耳の穴かっぽじいて、もとい目を見開いて読んでください。
以下太字は注意事項
先日、一部の圃場の契約が切れるので更新をしようと、地主さんの所へ行きました。
地主さん : お~、耕作人クンが無農薬とか言って、雑草生やしっ放しにしてるから、
転作申請の許可が下りなくて、今年転作の補助金が入って来ないぞ(怒)
耕作人 : え!? 何ですか? その転作ナントかって?
地主さん : 今使っている畑は、元々田んぼ地を減反政策で補助金使って畑に
土地改良した土地で、何か野菜を作っていなきゃ、転作の補助金が入って
来ないんだ。
耕作人クンが去年の夏に雑草生やしまくっていたから、野菜を作って
いないと見なされて申請が許可されず、補助金が入って来ないんだ!!
耕作人 : ・・・・・・・
それは、知らなかった事だとは言え、本当にスミマセン!!!
これからはもっと草刈りしたり、圃場の整備をキチンとしますので、
今年もお願いします―――(泣!)
地主さん : ・・・・・・
それじゃ7月にその申請通りにキチンとされているか農政課が見回りに
くるから、その時までにナントかしとけ!
もし来年も補助金が下りんかったら、それ以降はもう貸さなんぞ!!!
ひょえ~~~~!!
大変ですよ~~~~~!!
そこの畑は唯一灌漑設備があり、育苗するときには絶対必要な畑なんです。
死守せねばなりません。
と言う事で、お休み時に草を生やして自然回復を待つって事が出来なくなりました。
多品目栽培なので、収穫が終わったら空いてしまう所が所々にあるんです。
そうした所は耕して、草を生やさないようにしておかなくちゃなりません。
今回この地主さんから借りている土地は先ほども書きましたが、元々田んぼだった所です。
それを減反政策のために田んぼを潰し、補助金を使って畑になるよう土地を改良した所なんです。
そして、補助金使ってまで改良した土地なので、野菜・果樹や鑑賞用の草花など、とにかく何かしらの作付けをしていなくては、転作補助の申請が下りず、-減反政策の見返り分の補助金が毎年入って来ないそうです。
但し、転作申請をしていなかったり、何も作らずただ耕して草を生やしていなかったり、雑草を生やしていてはその補助金は入らないとの事です。
地主さんはキッカリ転作申請を出していたんですね~。。。。
で、これから新規就農で自然農をしてみようと言う方!
圃場を探す時は転作申請を出していない元田んぼ地か、畑地であるかどうかの、圃場の使用区分をキチンと確認してください!!
元々の畑地はこの転作とは無縁ですし、申請をしていなければ補助金も元から無いわけですから、こうしたトラブルは起こりません。
今回はナントか貸してもらえましたが、ペナルティーで貸し賃を余分に取られました。
それでも、その貰える筈の補助金の額よりは少ないので、地主さんにしてみれば大損ですから、ペナルティーも仕方がありません。
それから、今年はこのペナルティーを受けた圃場のみを耕す事になりますが、おそらく来年はトラクターを導入して全圃場を耕したり、ビニールマルチを使って雑草の抑制対策をし、自然農とは完全にサヨナラすることになると思います。
今後圃場を増やし、労働力を軽減し、収入を増やそうと思うと、ほぼ全てが手作業の自然農では限界が有ります。
特にマルチを使わずに玉ねぎを栽培した時の雑草の処理は時間がかかり過ぎ、その他の作業に物凄~~~く遅れの影響を出しちゃうからです。
自然農は確かに素晴らしいです。
自然にあふれ、虫や小動物が闊歩し、本当に生きた土地だと感じます。
庭先や1反程度の家庭菜園なら、自然農は本当に素晴らしい栽培方法だと思います。
しかし、生活をしていく為の職業農業としては成り立たないと、この3年間で痛切いたしました。
おそらく手作業の自然農を一人で行うのは、3反が限界だと思います。
3年間頑張りました。
しかし職業としては、もう限界です。
これからは機械を導入して、もう少し広くして頑張って行きたいと思います。
一応書いておきますが、自然農をやめると言っても無肥料と無農薬の栽培は続けますよ。
ですから、来年からは自然農という言葉は使わずに、無肥料栽培とか自然栽培と言う言葉を使っていきます。
あ、そっから自然農の精神だけは残して行きますんで、ブログ名だけは『自然農あぐりーもの菜時記』って名前を残しておきますが、許してね

【自然栽培とは、トラクターやマルチなど農業資材を使って無肥料栽培をしている方々が、よく使っている言葉ですが、基本理念は『大自然を尊重し、その摂理を規範に順応する』 と言う、理念においては自然農となんら変わりない言葉で、ただその手法が違うだけです。】
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Name - らでぃか
Title -
地主さんもペナルティーをとるとは欲張りだな~
水利費のこともあるからしょうがないかな?
トラクター見つかるといいですね。遠くからですが応援してますよ。