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「自然農園あぐりーも」fattoria naturale Agri-Mo イタリア野菜・西洋野菜・愛知の伝統野菜を自然栽培で! 

愛知県大府市にてイタリア野菜を始めとする西洋野菜と、愛知の伝統野菜を中心に栽培し、                                   イタリアンやフレンチのレストランに野菜を販売している農家です。

肥毒という言葉 

最近ふと疑問に思うのは「肥毒」という言葉。

自然栽培において、この「肥毒」という分からない状態を作っている層「肥毒層」があって、そこを解消しないと野菜は育たないと言われている。

特にハウスの中は自然環境とは呼べず、その「肥毒層」の解消に最も時間がかかると言われている。

例)水田は3年
  露地畑は5年
  ハウス内は7年 などと。

肥毒層の説明に関しては他所の方のブログから添付させていただきました。
(Rさん勝手にごめんなさい)

無肥料で作物を育てている農家の間では肥料を毒と見る『肥毒』と言う考えがあります。
植物の根から吸いきれなかった肥料成分が年々蓄積し土の中で層となって沈み固まってしまいます。
この層が地中から届けられる熱などのエネルギーを遮り、『固く冷たい水はけの悪い土』になります。ちなみにこの反対の自然な土は『柔く温かい水はけが良い土』です。

肥毒層ができた土はこの毒を取り除くために植物の体を使います。
植物は肥毒を吸い上げ自らが犠牲となり虫や病気を発生させます。
つまり植物の虫や病気の発生は土の自然治癒力の現れと見ることができます。
こうなることで『柔く温かい水はけが良い土』にどんどん近づいていくことになります。


一般的に言われていることでこのRさんが悪いとかの話ではありません。
恐らく先人が言っている事を信じて書いているだけでしょうし、僕もずっとこのように思ってきました。

ただ最近はこの論に疑問を生じ始めています。


まず第一に、私ではありませんが、この肥毒層の解消作業をしていなくても、毎年ある程度の成績を残している自然栽培農家さんがいるという事。

第二に肥毒層は温度が低い硬い層だと言うが、温度を計っている写真はよく見かけるが、その層と表層など他の層の成分分析をして、肥料が溜まっているとの見解を示した科学的な根拠を示した資料を見たことが無いこと。



自然栽培の土作りにおいて先のRさんが書いている『柔く温かい水はけが良い土』というのを、要は目指せば良いのではないかと感じ始めている。

その土って何かといえば、団粒構造が出来上がっている土じゃないのだろうか?


かと言って、無闇やたらに堆肥をぶっこんで無理やり団粒構造を作ろうといっているのではありません。

そこは自然の力を借りるのと、トラクター等での耕し方に工夫が要るのではと感じています。

この事ができれば多少肥毒といわれる未知な物があっても、ある程度の作物の生産は賄えるのでは?


その上で徐々に品質と生産量を確保できればと考えています。

甘い見通しかな~~~?




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Comment

Name - Mrs.motoda  

Title - 

さきほどはコメありがと~です♪元気が出ました。

高橋さんがセミナーで必ずお話される事があります。
高橋さんが無肥料で作り始められた当初は
山の林の中の土を再現すべく植物堆肥を投入して努力され続けたそうです。
でも、どうしてもうまくいかない。
そんな時期が20年近くあったそうです。
もう一度岡田茂吉の論文を紐解き「肥毒」の存在を畑を掘って確認し、それを解消する努力を始めたとたん、どんどんよい野菜が出来始めたそうです。
そしてこう力説します。

これから始める人は自分たちのこの最初の20年は必要ないんだからね。
自然栽培はとにかく肥毒だ。
しっかり考えてほしい。

科学の成分分析では現在の高橋さんの畑で
なぜ作物が育つのか説明できません。
同様に肥毒も目に見える形のある物理的なものだけではないと思っています。
地球には植物が自然に育つシステムがあります。
肥毒とはそのシステムを阻害するものの総称ではないのかなと最近元田とよく話します。

蛇足かと思いましたが、つい。。
だらだらと長文すみません。
うちが今たぶん一番肥毒が噴出している時期だと思うので。

それともうひとつ。
この時期は畑( それまでの経歴)や作る人にもよりけりですぐ発現することもあれば
10年たってもまだその時期が来ない畑もあるそうで油断大敵だそうです。
30年、仲間と一緒に土に向かい合ってきた方の言葉をお伝えします。




2009.04.27 Mon 20:16
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Name - 耕作人  

Title - 

 ◎Mrs.motodaさん
「肥毒」と言う言葉が、どうも宗教チックで引っ掛るのです。
元々宗教家が言い始めた言葉ですし。

それよりも団粒構造とか、土壌内の物理性の改善と言った方が、普通の農家さんや未経験の人には分かりやすいのではと、最近は感じています。

例えば、麦や稗などイネ科で下層の冷えた硬盤を改良するなんてのは、岡田茂吉が言う前から、理屈を知ってか知らずか大昔からお百姓さんがやっている事で、決して新しい試みでも何でもないですよね?

もう一つ言えば、もう一方の巨匠「福岡正信」さんも同じ原理の事をしていますが、「肥毒」と言う言葉は使っていませんし。

そうした輪作体系を組まずに単作で同じ作物ばかり作り続けていたり、トラクターで地面を固めたり、化学肥料や農薬その他余分な有機物をガンガン入れれば、そりゃ~土も悪くなりますよ。

本文の書き方が悪かったですが、「肥毒」という宗教チックな言葉に疑問を持っているのです。
2009.04.28 Tue 00:33
Edit | Reply |  

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